風に強い傘、耐風傘とは? 特徴を解説
はじめに
傘が突然ひっくり返ったり、骨が折れて使えなくなった経験はありませんか? そんな時役に立つのが耐風傘です。耐風傘を使えばひっくり返ってもすぐ元に戻り、折れにくくなります。
この記事では、風に強い傘、耐風傘について解説します。
耐風構造とは?
耐風構造とは、台風や暴風時の風圧に対して建物が倒壊・破損せず、かつ振動が居住環境に支障をきたさないレベルに抑える構造のことです。言葉としては建築関係で使われることが多いです。その耐風構造を傘に取り込んだものが、耐風傘と呼ばれます。
耐風傘の特徴
耐風傘は、強風時にあえて反り返ることで風の衝撃を逃がし、骨折れを防ぐ設計が特徴です。一般的に風速10〜15m/s以上の風に耐えられるものが、風に強い傘と言われています。その構造は、ダブルキャノピーやグラスファイバーの使用、多骨構造などが挙げられます。以下構造のまとめです。
- 反り返り構造
- ダブルキャノピー(二重構造)
- 柔軟な素材(グラスファイバーやカーボンファイバー)
- 多骨構造
それぞれ細かく見ていきましょう。
反り返り構造
反り返り構造は、風にあおられて傘が逆さに反り返っても、一度閉じれば元の形に戻る構造です。ひっくり返りはするのですが、すぐ元に戻すことができます。そのため壊れにくい構造となっています。
ダブルキャノピー(二重構造)
ダブルキャノピー、または二重構造とは、生地を二重にし、その隙間から風を逃がす構造です。そうすることで傘本体にかかる圧力を軽減することができます。
柔軟な素材
親骨に軽くてしなやかなグラスファイバーやカーボンファイバーを使用しています。グラスファイバーやカーボンファイバーについては、以下の記事で詳しく解説しています。

多骨構造
多骨構造とは、通常の傘(8本)よりも骨の数が多い(16本など)ことで、風圧を分散させ耐久性を高めている構造です。骨の数が多いことで、1本1本にかかる負担が軽減されるため、耐久性が上がります。
耐風傘を選ぶ際の注意点
耐風傘は非常に便利な傘ですが、いくつか注意しておきたい点があります。
- 耐風傘だからといって、絶対の信頼を置くべきではない。
- 重さがある。
詳しく解説します。
台風の時などは使用を控える
耐風傘は基本的に風速15m/s〜30m/sでも耐えられる構造のものが多いです。とはいえあくまで壊れにくい傘なので、絶対に壊れないというわけではありません。どうしても台風の時に外出しなければならない場合以外は使用しないほうが無難でしょう。また、レインコートを併用するのもおすすめです。
重さがある
耐風傘は骨の数が多い影響で、通常の傘に比べて重い傾向があります。風に耐えることができても、普段遣いだと重さが気になってしまうかもしれません。グラスファイバーやカーボンファイバーは比較的軽い素材なので、それらが使用されている傘を選ぶのもポイントです。
まとめ
以上耐風傘についての解説でした。ひっくり返ってもすぐ元に戻せるので、壊れにくくなり、何度も買い替える必要がなくなるのが利点です。
ただし台風の時や、突風の時は気をつけて使用しましょう。

